OpenCommでTeams使用時にマイクオフ時ビープ音が止まらない原因と対処法7選
ビープ音 が止まらない、そんなことでは会議になりませんよね?
今回はその原因と解消法7つをご紹介します。
コロナ禍でテレワークの機会も増えましたよね。
打ち合わせや会議にTeamsを導入している企業も多いと思います。
Teamsを使用する場合、テレワークでも会社でも周囲に聞かれないようにしたり、周囲の雑音が入らないようにイヤホンやヘッドレストを使っている方がほとんどだと思います。
そんな中で、僕も使っているんですが、Shokz OpenComm (またはOpenMoveなどShokz製品)を使用している人も結構多いと思います。
そこそこ値が張る商品ですが、骨伝導で耳への負荷も少ないですし、ノイズキャンセリング機能も高いのでけっこう人気商品ですからね。
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ただ、すごく快適に使っていたんですが、半年くらい前からでしょうか・・・
急にです。Teamsアプリからマイクをオフ(ミュート)にした際に、10秒おきくらいに”プープー”というビープ音が止まらなくなってしまいました。
マイクオフにしておくとビープ音が煩わしいし、オフにしていないとふとした声が入ってしまう心配もあってなかなか不便になってしまったんですが、色々調べた結果今は何とかビープ音が解消しました!
同じような事象に悩まされている方がもしいらっしゃったら、悩んでる時間がもったいないので、TKDが調べた内容といくつかの対処法を紹介します。
簡単にできるものから少し手順が必要なものまでありますが、応急処置や快適に使えるようになる対策に使えると思いますので、参考にしてもらえればと思います。
発生事象
Microsoft Teamsを使用中にマイクをミュートにすると、10秒置きくらいにビープ音が鳴り続ける、という事象が発生しています。
個人的な感想になりますが、無視して使用を続けるには少し音が大きすぎて不快感が否めませんし、会議にも集中できなくなります。
Teamsの設定やイヤホンの操作ではビープ音の解消ができなく状況です。
原因解析
原因は、Teamsの仕様とShokz製製品の仕様の組み合わせで発生しているものと思われます。
まず、第一に本事象はShokz(旧:AfterShokz)製の製品で多数報告され、他はなさそうなこと。
私の使用しているOpenCommでも発生していますし、OpenMoveなども発生しているそうです。
第二に、Teamsのアップデートに伴って発生していること。
ほかのユーザーの報告でも多いですし、実際に私が体験した際も仕事用PCのアップデートをした後でした。
第三に、Shokz製製品のファームウェアアップデートなどはしていない(できない?)こと。
そもそもセットアップツールなどないですし、アップデートはされていない(はず)です。
以上より、冒頭に申し上げたTeamsの仕様とShokz製製品の仕様の組み合わせが原因と判断するのが妥当でしょう。
個人の経験にはなりますが、購入当初はなかった事象ですし、発生後もほかのワイヤレスイヤホンでは発生していませんので、ほぼ確かかと思います。
本事象は、Shokz社の意図した仕様なのかはわかりませんが、不具合だとすると早く修正してほしい気もします。
ただ、アップデート環境はないと思うので、その場合はどうするのかな?
ビープ音解消のための対処法
とはいえ、現状仕様修正はできませんので、対処法を見ていきましょう。
ネット検索すればいろんな人がいろんな対処法を紹介しています。
ただ、正直なところ現実的ではない対処法なども結構あります。
例えば、ミュートのたびにコントロールパネルから無効化するとかペアリングしなおすとか・・・
打ち合わせ中にそんなことやってられませんよね。
こんなの考えた人は、Teams使ったことなさそうです(笑)
また根本解決にならない方法をどや顔で現実策とか言ってる人もいました。。。
そんなしょーもない対処法でがっかりする人がいないように、
実際にビープ音が解消したうえでミュートにもちゃんとできて、いちいち毎回毎回手順が必要なものは紹介しません。
また、基本的にはある人にはできてある人にはできない、みたいなある種運ゲーみたいな方法も紹介しません。
お役に立てれば幸いです。
おすすめ対処法
仮想オーディオデバイスを導入する
仮想デバイスオーディオを使用PCにインストールして、仮想オーディオを経由して接続することで全く通常の動作でミュートを行った場合でもビープ音の発生がなくなります。
すべての製品とPCの組み合わせで確認したわけではないですが、自身と会社の同僚とで複数ケースためしてうまくいっていますので、有用性は高いと思います。
僕はVB-AUDIOというソフトウェアを利用しています。
無料ソフトですので、コスパも抜群です。
ただ、、もしかしたら仮想オーディオを経由することでOpenCommの機能を損なうことがあるかもしれませんので、ご注意を・・・
とはいえ、TKDが使ってる、調べた限りではそんなこと全くないですし、不便も全く感じていないので、あまり心配なさらないで問題ないと思います。
対処方法は、仮想オーディオをインストール後、デバイスコントロールパネルでマイク側を仮想オーディオ経由に設定。
その後、Teamsでデバイスの設定を仮想オーディオに設定します。これだけです。
とはいえ、少し作業が発生しますので、リンク先に詳しい手順を記載しておきますので、ご確認下さい。
メリット | デメリット |
---|---|
一度設定してしまえば、あとは変更不要。 | インストールと初期設定に少し手間がかかる |
OpenCommの機能が制限される可能性あるかも。(今のところは体感なし) |
応急処置だったら・・・
マイクを内蔵マイク(または外付けマイク)に変更する
スピーカーはOpenComm、マイクはPC内蔵マイクに変更して使うのもいいと思います。
やり方は、Teamsのデバイス設定でマイクをPCマイクに変更するだけです。
一度設定してしまえば、基本は設定を引き継ぎますので手間も少ないです。
(画像は、VAIO PCでの設定例。デバイス名がPCにより少し違うかもしれませんが、ほぼ一緒かと思います。)
メリットは、Teamsの設定だけで対応可能なこと。
デメリットは、マイクの性能(特にノイズキャンセリング)が圧倒的に劣ることですかね。PCによるとは思いますが、VAIOやThinkPadは使用していましたが、周りの音拾いまくりです。
あとは、せっかく買ったのにマイク使わないとかはもったいないですよね・・・
なので、とりあえずの応急処置です。
メリット | デメリット |
---|---|
特に準備が必要なく、設定変更だけ。 | PCマイクはノイズキャンセリング機能が圧倒的に低い。 |
Shokz製以外の>別のイヤホンに切り替える
基本的にはShokz製以外では出ていなさそうなので、他社製品に切り替えるもの一つです。
私も予備のワイヤレスイヤホンがあるので、対処策を決めるまではそれを使っていました。
ただ、せっかく買ったのに予備をずっと使うのももったいない・・・
応急処置にとどめておかないと、精神衛生上よくないですね。
メリット | デメリット |
---|---|
特になし | 再度ペアリングの手間が発生。 |
せっかく買ったヘッドセットが活用できない。ムダ金。 | |
予備がないとできない。 |
Web版のTeamsで接続する
どうやら、アプリ版のTeamsの仕様でイヤホンにミュートの通史をしているようなので、Web版のTeamsを利用する場合はビープ音の発生がしないようです。
Web版であればTeamsを使用しているものの、PC上の使用ツールはWEbブラウザですからね。
ただ、万が一Edgeなどに同じ仕様が入った場合は、同じ事象が発生する可能性もありですがね。
とはいえ、ブラウザをChromeやFirefoxに変えればいいだけだから、そんなに気にしなくてもいいかもしれません。
Web版の接続は、Teams会議の通知に記載があるはずですので、難しいことは何もないです。
アプリケーション版にこだわりがないのでしたら、この方法もおすすめですよ。
ただ、Web版は一部機能が制限されてます。ログインも少し手間かな~。
アプリケーション版のほうが私は使いやすいですし、機能制限もありませんので、おすすめにはしませんでした。
メリット | デメリット |
---|---|
特に準備が必要なく、Web版で接続するだけ。 | Web版は一部機能が制限されている |
この先も問題ない保証がない。(特にEdge) |
【OpenComm限定】マイクを折りたたむ
OpenCommはマイクが内蔵ではありません。
そして、ノイズキャンセリング機能が相当高性能です。
(電車が入って来たホームで通話をしていて、電車もホームにいることも相手にはわからなかった、とレビューもあったくらいです。)
なので、その性能をひたすら信じて、ミュートにするのではなく、オンにしたまま折りたたんでしまう、という方法です。
多分よくわからないと思うので、写真を見てください。
Before | After |
---|---|
これを | こうします |
ただ、この方法は正直お勧めしません。
おススメしない点は次の2点です。
・マイクONにしっぱなしって、リスク高すぎ!
→いくらノイキャンが高性能でもノイキャンは絶対じゃないから!
・ミュートのたびに折りたたむと可動部の負荷が尋常じゃない。故障のリスク爆上がり。
→これをイチ押しにしてる人は会議したことがないんですかね?また、可動部が消耗することを考えてないですね。いくら耐久テストしていても、頻繁にやってしまえば故障のリスクを抱えます。
まあ、考えればだれでも思いつくようなリスクが高すぎておすすめできません。
ノイズキャンセリングを過信して、万が一情報漏洩や聞こえちゃいけないことが聞こえてしまった場合、目も当てられません。
業務機密を扱う社会人のすることではないですね。
また、そんなに安い買い物ではないので、消耗での故障リスクを上げたくはないですよね。
打ち合わせは授業や講習じゃないんだから、ON-OFFの機会だいぶ多いですよ?
とはいえ、ほんとのホントに応急処置だったらいいかもしれません。
マイクをPC内蔵にするほうがリスクが高い、とかの時はね。
機密漏洩のリスクゼロの方、万が一何かが聞こえてしまっても全く問題ない方、マイクの付け根が消耗しても何個も気にせず購入可能な方、そんな方は使ってみてもいいと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
特に準備が必要なく、マイクを折りたたむだけ。 | マイクONのため音が聞こえてしまうリスクあり。 |
折りたたみの繰り返しで物理的な故障のリスク |
お金をかけてでも解決を目指すなら・・・
Lopp 100 Bluetoothアダプタを使用する
Lopp 100 Bluetoothアダプタを使用するとう方法もあります。
これを使うことでBluetooth通信が安定し、Bluetooth通信の不安定さが原因の場合は現象が改善したというケースもあるようです。
とはいえ、7,000円近い値段がしますし、Bluetooth通信の安定性も問題ではなく主な原因は仕様にありそうなので、あまりお勧めできる方法ではないですね。
お金に余裕があって、ダメでも発狂しない人なら試してみるといいかもしれません。
ちなみに、似たような機能の安いドングルもあるので、これで試してみるのもいいかもしれません。
メリット | デメリット |
---|---|
やり方を何も変えることがない。 | コストがかかる。 |
必ずしも解消するわけではない。 |
違うイヤホン/ヘッドホンに買い替える
もはやShokz製品を諦めてしまうのも選択肢の一つです。
同様の性能を持つ他社製品に買い替えちゃいましょう。
とはいえ、骨伝導はあまり多くないですから、難しいところですね。
もし買い替えるなら、資金の足しにするのにフリマアプリとかで売ってしまいましょうね。
メリット | デメリット |
---|---|
ストレスからの解放 | コストがかかる。 |
せっかく買ったヘッドセットが活用できない。ムダ金。 |
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